映画『Power Rangers(パワーレンジャー)』
by maito0801

おそらく初めから続編決定した中での構成だったんだろうなあ。としても日本の戦隊がアメリカでどう作られるのか(リメイクではなく、オマージュという意味で)。それを期待していたのだけど、予想以上にこじんまりとした世界観になったなあ。
いや、もちろん地球の危機、ということではあるんだろうけど、諸々の説明がぼやっ、としていたせいか、(ツイートでも触れたが)ご当地モノくらいのスケールに感じてしまった。まあトランスフォーマーみたいに、今後広がっていくんだろうけど。
驚いたのは、バトルモノというよりは、若者たちの青春と挫折、そこからの友情・自己犠牲による再生ストーリーが軸になっていたこと。内面描写や他者との関係変化に時間を割くのは、最近のアメリカ映画でも定着してきたよなあ。
また、力が欲しいのではなく、共にいられる仲間が必要で、その結果変身が可能になった、というプロセスは、ある種今の世界情勢を反映しているかも。
ツイートでも触れたが、バトルが終盤のみだったのは、期待していた人には物足りないかもしれない。敵も味方も自分勝手なのは、もはや最近のアメリカヒーローモノではおなじみの展開(苦笑)だからこそ、このハズレモノ5人の友情と信頼が固まっていくシーンは、なんだかむず痒くなった。圧倒される要素や目に焼き付くシーンこそなかったけど、今後が楽しみ。
maito0801