『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』第1話 「Advent Again」感想
by maito0801

いい意味で、スピンオフじゃない。
“ただの”龍騎だった。
その一方で、オリジナルと設定ガラリと変えてきたのが絶妙すぎる。
オリジナルでは、願いを叶えるためにミラーワールドに入って戦う。
今回は、ミラーワールドから抜け出すことが目的(もちろん記憶を取り戻す、ということもあるだろうが)
そして、ライダーバトルの敗北=死という事実が、実感として共有されていない。
だから、ライダーバトルはデスゲームと言うより純粋なゲーム感覚なのかもしれない。
オリジナルではあれほど戦いを止めようとした真司が、比較的戦いには肯定的なのが違和感ありまくり。
対照的だったのが、オリジナルでは(なんだかんだ言いながら)ライダーを倒さなかった蓮。
※シザースはノーカウントとする。
今回アビスを倒すことで、初めてライダー倒しを経験。
消滅した人間を見て、彼の心がどう変化するのか・・・
それにしても、人間が消滅する演出。当時は衝撃的だったなあ。
今や龍騎の象徴とも言える溶けおちる演出、目の前で見たらどう感じるのだろうか・・・
第1話で衝撃だったのは、やはりライア=手塚の裏切り。
まあ、ライア(嘘つき)を望んでいたからね。オリジナルでも。
でも、エビルダイバーに人を喰わすシーンは見たくなかったかも・・・
なぜか記憶が全て残っている浅倉や、なぜか北岡?と浅倉を勘違いしているゴローちゃんの関係も気になる。
どうやらアナザー龍騎や(リアル世界で)眠っている“彼女”など、ジオウ(ライドウォッチ)の影響で、ライダーバトルが改変されているみたい。
そして、この物語は、真司と蓮の関係性に決着の鍵を凝縮させるような匂いがしてきた。
果たして、今回こそ、この鏡の世界を終わらせることはできるのか?
maito0801